引き続き、現段階の情報(血統、厩舎、価格)を元に、各馬メモをまとめています。自分用のメモも兼ねていますので、現状の出資意欲度(ぜひ出資したい)←A,B,C,D,E→(出資しないと思う)のランクもつけています。美浦版は↓にリンクを貼り付けています。栗東版のみ読まれる方は、目次よりジャンプしてください。
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募集馬血統メモ(栗東入厩 No.44-53)
44.ウィクトーリアの21 出資意欲「B」
祖母は、秋華賞勝ち馬ブラックエンブレム、母はフローラS勝ち馬で、母の兄たちも重賞馬の名牝系。本馬は母の初子。父ロードカナロア×母父ヴィクトワールピサの産駒はまだ少なくデータがないが、父ロードカナロア×母父ネオユニヴァース(ヴィクトワールピサの父)の産駒には、アイビスサマーダッシュ勝ち馬ジョーカナチャン、マイル4勝馬グランデマーレ、シルク所属馬で1200m4勝馬のスティクスがおり、今後活躍馬が増えてくるかもしれない。
中内田厩舎は、ダノンプレミアムやグレナディアガーズ等、G1や重賞戦線での活躍も目覚ましい。シルク馬には、ローズSとアルテミスS勝ち馬のリアアメリア、オープン馬のボンディマンシュがおり、そろそろG1勝ち馬の輩出が待たれる。
価格は牝馬で6000万円と高額も、血統、厩舎からすると致し方ない。母もシルク馬でしたから、大人気必須でしょう。出資意欲は「B」とします。
45.パーシーズベストの21 出資意欲「C」
母はシルク所属馬として2勝、母の全弟にシクラメン賞レコード勝ち馬で将来が期待されながら不運にも亡くなってしまったオブセッションがいる。本馬は母の2番仔、現2歳馬初子アルファインディは未デビューです。父ロードカナロア×母父ディープインパクトの組み合わせでは、京王杯2歳S勝ち馬ファンタジスト、オープン戦2勝で阪神牝馬S3着のあるドナウデルタなどがいて、重賞戦線での期待もできる配合。
安田隆行厩舎は、本馬の父ロードカナロアを輩出した名門厩舎で、ロードカナロアのように、スプリント〜マイル戦での活躍馬が多く、血統的に預託先としてのイメージはピッタリ。シルク所属馬では、同じくロードカナロア産駒のダイアトニックで重賞勝ちを収めておりプラスと捉えることもできるが、他に目立った活躍馬がいないことに目を向ければ、マイナスと捉えることもできる。
価格は4500万円と高額ではあるものの、ロードカナロアの種付料からすると仕方ないか。厩舎も名門のため、人気上位グループかと思いますので、出資意欲は「C」とします。
46.サロミナの21 出資意欲「B」
母は、独オークス馬、半姉に府中牝馬S勝ち馬で引退レースの有馬記念2着があるサラキア、全兄サリオスは朝日FS1着馬で皐月賞・ダービーでコントレイルの2着がおり、G1での活躍が期待される母系。本馬は父ハーツクライとなり、サリオスの前例があるため、血統的にも不安はない。
池添学厩舎は、開業8年目で、重賞勝ちは多数もいまだG1勝ちはない。本馬の半姉サラキアがシルク所属馬では最も活躍しており、同じ血統を預託されることから基本的には買い材料だと思える一方で、サロミナの産駒で唯一中央未勝利に終わったサラミスの預託経験もある。また、結構な血統馬が預託されている一方、勝ち上がり率は良くない。一方で、3勝以上馬率は、約1/4とクラブ平均より高めなので、勝ち上がることよりも上級クラスでの活躍を重視する出資者にとっては悪くない厩舎かもしれない。
牝馬で7000万円と、牡馬含め本年度の募集馬の中では、最高額の一頭。ハーツクライ産駒も残り少ないことと、母系の優秀さから仕方ないかもしれない。毎年人気になる血統のため、抽優権利の行使が必須でしょうから、出資意欲は「B」としています。
47.インヘリットデールの21 出資意欲「A」
祖母フサイチエアデールは、重賞4勝、G1で2着3回の名牝。本馬の母含め、祖母の産駒は確実にその高い能力を引き継ぎ、古くは、クイーンC勝ち馬ライラプス、朝日杯勝ち馬フサイチリシャールがおり、比較的直近でもビーチサンバが重賞で2着4回するなど、母系の活力は健在。母インヘリットデールは、シルク所属馬で1800m-2000mで3勝し、全22戦中、掲示板外はわずか2回(除外レース含めると3回)と超堅実派だった。父エピファネイア×母父キングカメハメハにはデアリングタクトがいるが、本馬の母父ルーラーシップもキングカメハメハ産駒。また、フサイチエアデールからエピファネイア産駒に必要なサンデーサイレンスを引き継いでおり、4×3クロスしっかり形成。
ショウナンパンドラで有名な高野厩舎のシルク所属馬では、本馬の母インヘリットデールが最も賞金を稼いでおり、その産駒を順当に預託されることから期待が高まる。同厩のシルク所属馬では、重賞馬はまだいいないものの、2勝(以上)馬率が50%と非常に高く、これからの活躍が期待される。
改めて血統を見ると、シーザリオ、エアグルーヴ、フサイチエアデールと、牝系の力強さに期待してしまう。6000万円と高額も、牡馬のエピファネイアのため仕方ないかもしれない。価格や初仔が少し嫌われ、票が集まりきらないようであれば、抽優権利行使も考えたい。出資意欲は「A」。
48.ボニーゴールドの21 出資意欲「C」
母は未勝利馬も、全姉に秋華賞、ジャパンカップ勝ち馬ショウナンパンドラがいる血統。ステイゴールドを輩出したゴールデンサッシュの名血は、爆発的な活躍を期待させてくれる。父エピファネイア×母父ディープインパクトには、アリストテレスやオーソクレースがおり、ステイヤー気質が強そうな血統だが、活躍の素地は十分。
ゴールドシップやソダシで有名な須貝厩舎のシルク馬には、G1馬ローブティサージュがおり、その母系の所属馬が多数いる。これまでの11頭の預託馬から、3勝以上馬が6頭もおり、コンスタントに上級クラス馬を輩出している。
4000万と牝馬にしては高額の域。母自身が未勝利で初仔の懸念もあるので、測尺や動画と合わせて判断したい。出資意欲は「C」とした。
49.キープシークレットの21 出資意欲「C」
母は、シルク所属馬でダートで2勝。祖母の半妹がラヴズオンリーミーであり、同馬を起点にリアルスティールやラヴズオンリーユー等活躍馬が多数いる母系一族。父ドレフォン産駒の賞金獲得上位の血統を見ると、母父キングカメハメハを迎えて、皐月賞馬ジオグリフや若葉S勝ち馬デシエルトなどがおり、その他でもミスプロクロスがある馬が散見される。本馬も母系にミスプロがあって、配合的には悪くなさそう。
杉山厩舎は、開業6年目ながらリーディング10位以内に入るほど大活躍しており、3冠馬デアリングタクトで有名だが、唯一のシルク所属馬に大阪杯3着のアリーヴォがおり、本馬の活躍も期待せざるを得ない。
牡馬ゆえに仕方ないが、決して直近の母系の活躍は、他の募集馬ほど華々しくはないが、4000万円と少し高めの印象。厩舎も一流故に仕方ないかもしれない。出来次第では、グングンと票数を伸ばしそうなので、出資意欲は「C」とした。
50.レーヴドリーブの21 出資意欲「E」
祖母レーヴドスカーは、走らない馬はいないと思えるほど、産駒に能力を伝えており、阪神JF勝ち馬レーヴディソールをはじめ、ともに青葉賞馬のアプレザンレーヴ、レーヴミストラル、重賞で馬券内になる産駒も3頭もいる。本馬の母は、その中では少し小粒な印象かもしれないが、芝中距離で2勝という実績。父ドレフォンを迎え、本馬は母の初仔となるが、5代内にクロスはなく、アウトブリードとなっている。一族はケガが多い印象だったので、アウトブリードは好印象。
世界で活躍する矢作厩舎は、コントレイル、リスグラシュー、ラヴズオンリーユー等、名馬を多数輩出しているが、シルク所属馬に関しては、4勝馬レーヌドブリエこそいたものの、勝ち上がり率もクラブ平均以下で相性は悪い。
価格は2800万、母系は活躍華々しいレーヴ一族、矢作厩舎…と、字面を見れば出資意欲は高くなりそうだが、個人的にはシルク活躍馬がいないのは気になるところ。出資意欲は「E」とした。
51.メジロオードリーの21 出資意欲「D」
祖母はGI5勝馬のメジロドーベルで、母は芝2勝馬。半姉にフラワーC勝ち馬ホウオウイクセルがいるものの、中央で出走した3頭のうち、勝ち上がったのも同馬のみ。父ドレフォンを迎えたが、5代内にクロスはなくアウトブリードとなっている。
松永幹夫厩舎は、ラッキーライラックやレッドディザイアを輩出し、シルク所属馬には、NHKマイル3着馬のギルデッドミラーがいる。しかし、同馬以外のシルク所属馬の活躍は目立たず、勝ち上がり率も高くない。
同じく栗東のドレフォン牝馬のレーヴドリーブよりも400万円高い、3200万円の募集価格。現状の情報では差が見いだせないが、馬体に差があるのかもしれない。個人的には、厩舎の堅実性に不安を感じるので、出資意欲は「D」とした。
52.アルジャンテの21 出資意欲「C」
母はシルク所属馬で、芝1400-1600mで4勝。本馬は母の2番仔で、初仔がこれからデビューなので、繁殖能力は不明。牝系に重賞クラスは見当たらないが、コツコツと勝利を積み重ねる印象。父にはハービンジャーを迎えたが、母父ディープインパクトとの組み合わせでは、ファルコンS勝ちのハッピーアワーや、大阪城S勝ちヒンドゥタイムズ等がいる。基本的には、ハービンジャー産駒は、サンデー系種牡馬との相性が良い。
茶木厩舎は、開業2年目の若手厩舎で、本年はすでに14勝と、勝ち星を順調に積み重ねているが、重賞勝ち馬はまだいない。新規募集の段階からのシルク馬が預託された経験はないが、転厩馬として現役では、サンサルドスとアマネセールがおり、勝ち星こそ挙げられていないが、現級で掲示板内に入着するなど、手腕はまずまずに思う。
母系に派手さはなく、厩舎もまだ目を惹くほど活躍はしていないが、堅実性はありそうで、募集価格の3000万円以上活躍してくれる素地はあるように思う。元シルク所属馬の産駒ゆえ、どれぐらい票数が集まるか。出資意欲は「C」とした。
53.カリンバの21 出資意欲「B」
本馬は、祖母の全弟に菊花賞馬ワールドプレミア、全兄に重賞2勝馬ワールドエース、半弟に鳴尾記念勝ちヴェルトライゼンデがいる、マンデラから連なる名牝一族の末裔。母カリンバは、芝2勝馬で、父にハービンジャーを迎えた。父ハービンジャー×母父キングカメハメハの組み合わせには、ブラストワンピースがモズカッチャンがおり、相性の良さは明確。本馬は、母父にキングカメハメハ産駒のルーラーシップとなり、まだ出走サンプルはないが、世代を重ねて新たなニックスとなることが期待される。
松下武士厩舎の活躍馬には、レシステンシアがおり大舞台の実績も十分。シルク所属馬には2勝馬カラレーションがいるが、他のシルク馬の預託経験は転厩馬が多く、デビュー戦からの同厩出身馬はまだ2頭のみ。同氏がデビュー戦から育成した、もう一頭の3歳馬カルトゥーシュは未勝利戦で3着するなど、勝ち上がりに向けて健闘中。
価格は2400万円と高くはないが、本馬は2番仔であり、母の繁殖能力はまだわからないため、動画や測尺をよく見て健闘することになると思う。出資意欲は、配合と厩舎のこれからに期待する意味を含め「B」とした。
以上、今回はここまで。
何とか動画・測尺公開日までに、残りの栗東馬メモを公開できるよう頑張ります。
今回の記事を書くにあたり参考にした書籍のご紹介
各種牡馬と相性の良い血統がわかりやすく解説されていました。一口馬主の募集馬の血統を眺めることがより楽しくなります。各種牡馬産駒のレース傾向も細かいデータで記載されていますので、一口馬主を趣味としている方だけでなく、レースとしての競馬が好きな人も満足できる一冊です。私はレースの軸選定や、出資馬の血統背景調査に毎年新年度版を購入しています。